妻の浮気が発覚!離婚したいけど、子供とは一緒にいたい!

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男性が親権を取るのは難しい!?

「浮気をした妻にはもう未練なんてないけれど、子供とは離れたくない」そう主張する男性は多いです。実は、女性側に非がある場合も、男性が親権を取るのは難しいといわれています。実際、司法統計のデータによれば、調停離婚においては、女親が親権を獲得したのが88%、男親は12%となっているのです。

親権を判断する基準とは?

親権者は子供の健全な成長を助ける存在であり、調停では、今までの養育状況や、双方の経済力・家庭環境。そして、子供の年齢や性別を加味し、生活環境に関して事情を聞いたりして、実情を把握したうえで、子供の意向も尊重した上で親権者が決定されます。

例えば、今までの生活で「奥様が子供の世話をほとんどしていて、経済力にも問題がない」ということであれば、「浮気をした」という事実があっても、親権は取られてしまう可能性が高いです。

しかし、「浮気をした」という事実の中に、「子供を家に1人で放置し、浮気相手の家に泊まっていた」等の「子供の養育を放棄した事実」があれば親権は男親へ渡る可能性が高いです。また、その浮気相手と再婚を考えている等の場合は、浮気相手が虐待をするような人物ではないか等も判断基準に加わっていくため、親権についてはケースバイケースというのが実際のところです。

子供と一緒に居る為に出来ること

では、男親が親権を取る為に出来ることは何でしょうか。まずは、自分が働きに出ている間、面倒を見てくれる・預かってくれる人を確保しましょう。例えば、「離婚後はご両親(子供の祖父母)が同居し、専業主婦である母(祖母)が子供の面倒を見てくれる」という状況を作ることが出来れば、ベストです。もしくは、「務めている会社の中に幼稚園があり、そこに通わせられる」という条件で親権を勝ち取った人も居ます。

それから、仕事の内容等も判断基準になる可能性が高いです。出張が多く家を空ける可能性が高かったり、残業が多い職種の場合は懸念材料となってしまいがち。

離婚裁判で争点となるのは、いかに離婚後の子供が不自由なく生活を出来るかどうかです。子供とどれだけ一緒に居られるのか、どれだけのことがしてあげられるのかを主張し、親権を勝ち取りましょう。